先月、パプアニューギニアで大規模な地滑りが発生して多くの住民が避難を余儀なくされるなか、JICA(国際協力機構)は支援物資を現地当局に引き渡しました。

 パプアニューギニアで先月24日に発生した地滑りでは死者数が670人を超えると推計されているほか、1600人以上が避難しているとみられています。

 現地当局から支援の要請を受けたJICAは今月4日、シンガポールの倉庫に保管していたテントや毛布などを輸送し、パプアニューギニア側に引き渡しました。

 被災地では川が土砂に埋まって清潔な飲み水の確保が難しくなっているため、浄水器も提供して地元住民へ届けられるということです。

JICA パプアニューギニア事務所 長瀬良太さん
「いまだ、なかなか支援物資が届かないなか、皆さん生活されていると聞いています。我々の物資等も活用いただきながら、一刻も早く被災者の生活が元に戻るように進めばと思っています」

 JICAは今後も長期的な支援を続けていくとしています。

画像:JICAパプアニューギニア事務所提供

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