中国外務省は会見で、4日に35年を迎える天安門事件について「あの政治的な騒動についてはすでに結論が出ている」として、当時の対応の正当性を強調しました。

 中国では4日、民主化を求める学生らを政府が武力で弾圧し、多くの死傷者が出た1989年の天安門事件から35年の節目となります。

 会見で事件の評価について聞かれた中国外務省の報道官は「20世紀の80年代末に起きた政治的な騒動について中国政府はすでに明確な結論を出している」と述べ、当時の政府の対応は正しかったとする従来の見解を踏襲しました。

 中国では政府が民主化を求める言論への統制を強めていて、天安門事件について自由に議論することは事実上不可能な状態です。

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