韓国政府は北朝鮮が先月末以降、汚物入りの「風船」を韓国に向けて大量に飛ばして国民に被害と脅威を与えているとして、「南北軍事合意」の効力を停止する方針を決めました。

 韓国大統領府の国家安保室は今月3日、北朝鮮との間の南北軍事合意について、相互の信頼が回復するまで効力を全面停止する方針を決めました。

 北朝鮮による最近の汚物入り風船の飛散を受けて決まった方針で、4日の閣議で正式決定する見込みです。

 南北軍事合意は2018年9月に平壌で「平壌共同宣言」の付属合意として締結され、南北間の偶発的な衝突を避け全面戦争への拡大を防ぐ目的があります。

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