今年7月に迫ったパリオリンピックの開会式について、フランスのマクロン大統領は初めて、セーヌ川以外での開催の具体案を示しました。

パリオリンピックの開会式は、パリ中心部を流れるセーヌ川で入場パレードが開催される予定になっていますが、川の増水やテロ対策などが課題とされています。

フランスのマクロン大統領は15日、「セーヌ川での開催が成功すると確信している」としながらも、「安全性の評価が必要となった場合、『プランB』や『プランC』を用意している」とセーヌ川以外での開催の具体案について初めて言及しました。

記者
「陸上などの競技が予定されているスタッド・ド・フランスも開会式の会場の候補となっています」

具体的には、会場そのものをパリ郊外のスタッド・ド・フランスに移す案や、開会式のメイン会場として予定されているトロカデロ広場のみで行う案が用意されているということです。

開会式には30万人の観衆が集まる見込みです。

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