月の裏側からのサンプル収集を目指す中国の無人月面探査機「嫦娥6号」が2日、予定していたエリアに着陸しました。

中国国営の新華社通信によりますと、無人月面探査機「嫦娥6号」は2日早朝、月の裏側の南極エリアに着陸しました。

月の裏側は地球との通信が難しく、岩石などのサンプルを持ち帰ることができれば世界で初めてとなります。

中国では2020年に「嫦娥5号」が月の土壌のサンプルを持ち帰ることに成功しています。

その際、持ち帰った鉱物に水が含まれていることが初めて確認されていて、今回も水資源の探査などが行われる見通しです。

「宇宙強国」を目指す中国は「2030年までに有人の月面着陸を実現させる」としていて、米中の間での宇宙開発をめぐる競争が激しさを増しています。

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