不倫口止め料をめぐる裁判で、「有罪」の評決を受けたアメリカのトランプ前大統領が記者会見を行い、控訴する方針を表明しました。

アメリカ トランプ前大統領
「これはすべて、バイデンとその仲間がやったことだ。我々は、この詐欺の様々な点において控訴するつもりだ」

トランプ氏は「違法なことは何もしていない」「裁判は選挙妨害だ」などと主張しました。そのうえで、大統領選挙の投票日である11月5日が「アメリカの歴史上、もっとも重要な1日になる」と自らへの支持を訴えました。

会見場のトランプタワー前には大勢の人が詰めかけ、評決を喜ぶ人と支持者が口論をする場面もみられました。

ニューヨーク市民
「公平な判決でした。トランプ氏は一般人と同じように扱われたと思います」
「この国とトランプ氏、そしてトランプ氏の支持者にひどい不正が行われました」

トランプ陣営側は評決後におよそ54億円の献金が集まり、そのうち3割ほどは初めて献金した支持者によるものだと発表しました。

トランプ氏は不正な評決を受けた被害者だ、と主張し、大統領選に向け支持を集める狙いがあるとみられます。

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