有権者が10億人近くに上り、世界最大とされるインドの総選挙は、きょうが最終投票日です。3期目が有力視されるモディ首相ですが、一方で、「強権的だ」との批判も高まっています。
4月から投票が行われているインドの下院総選挙は、きょうが最後の投票日で、4日に一斉開票されます。
インドの名目GDPがドルベースで来年にも日本を上回ると予想されるなか、モディ首相は外資の誘致などによる経済成長の実績を強調しています。
インド モディ首相
「世界最大の経済センターがインドに誕生する日も、そう遠くない」
記者
「一方で、市民生活はというと、物価の高騰や大気汚染など様々な問題を抱えていて、特に若者たちの失業率は深刻化しています」
野党連合は「モディ政権下で格差が拡大した」などと強く批判。また、有力野党の指導者が汚職事件で逮捕されたことから、政権に対し、強権的との懸念も高まっています。
地元メディアは軒並み、モディ氏率いる「インド人民党」の優勢を伝えていますが、単独過半数を維持できるかが焦点となります。
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