スウェーデンのクリステション首相(右から2人目)ら北欧各国の首脳と並ぶウクライナのゼレンスキー大統領(左から2人目)=ストックホルムで5月31日、TT News Agency・AP

 ウクライナは31日、スウェーデン、ノルウェーと2国間の長期安全保障協定をそれぞれ結んだ。アイスランドとも同様の協定を結んだ。ロシアによる侵攻が長期化する中、ウクライナは欧米諸国と連続してこうした協定を結んでいる。ロイター通信によると、締結した協定数は15に達した。

 ウクライナのゼレンスキー大統領が31日、スウェーデンの首都ストックホルムを訪れて締結した。ゼレンスキー氏と北欧各国の首脳は共同声明を発表。兵器不足に対応するため、「ウクライナと我々自身の生産能力を高めるよう努力する」と明記した。

 スウェーデンのクリステション首相は「ウクライナは文字通り、自らの自由だけでなく、我々の自由と安全のためにも戦っている」と述べ、ゼレンスキー氏らをたたえた。

 スウェーデンはウクライナ侵攻を受けて従来の中立路線を転換。北大西洋条約機構(NATO)に加盟してロシアへの対立姿勢を鮮明にしている。【ブリュッセル岡大介】

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