アメリカのバイデン大統領は、次期大統領の座をかけて対決するトランプ氏が有罪評決を受けたことについて、「評決が気に入らないからといって不正と言うのは無責任だ」と批判しました。
バイデン大統領
「評決が気に入らないからといって、不正だと言うのは無謀であり、危険で無責任だ」
バイデン大統領は5月31日、トランプ氏に有罪評決が下されたことについて初めて公の場で言及し、公正なプロセスで選ばれた12人の陪審員による審議で「法の上に立つ者はいないというアメリカの原則が再確認された」と評価しました。
また、トランプ氏には「他の被告と同様に上訴する権利がある」としたうえで「司法制度は文字通りアメリカの礎であり尊重されるべきだ。それを壊すことは許されない」と述べ、不正だとの主張を繰り返すトランプ氏を批判しました。
11月に大統領選挙が迫るなか、トランプ氏の有罪評決が有権者の投票にどう影響を及ぼすのかが注目されています。
バイデン氏の陣営としては「アメリカに未来にとってトランプ氏は脅威だ」と印象付けることで無党派や反トランプ票の取り込みを加速させたい考えです。
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