トランプ前米大統領が起訴された不倫口止め疑惑に絡む事件の初公判が15日、ニューヨーク中心部にあるニューヨーク州地裁で開かれた。大統領経験者の刑事責任が問われるのは米国史上初で、トランプ氏が起訴された4つの事件で公判を迎えるのは初めて。バイデン大統領と再対決する11月の大統領選への影響も注目される。
トランプ氏は15日、厳重な警備の中、車列で州地裁に到着し、法廷内に入った。四つの事件全てで無罪を主張している。入廷前に裁判所内で記者団に対し、事件で起訴されたことについて「政治的迫害だ」と批判した。
実質審理に入る前に、陪審員選任手続きが数日間続く見込み。陪審員候補の市民に職業や学歴、トランプ氏との関わりなどを質問して検察と弁護側、判事が不適切だと判断した候補を除外し、12人の陪審員が選ばれる。(共同)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。