スイスで6月に開かれるウクライナの和平案を話し合う会議について、中国政府は欠席することを明らかにしました。

スイス政府は、6月15日からウクライナが提唱する和平案について話し合う「ウクライナ平和会議」を開催すると発表しました。

会議について中国外務省の毛寧報道官は31日、「非常に重視している」としたものの、▼ロシアとウクライナ双方が参加することや、▼すべての和平案を公平に議論するといった、中国が求める条件が満たされていないとして「参加は困難だ」と明言。すでに関係各国に欠席すると伝えたことを明らかにしました。

中国はウクライナ侵攻以降、中立的な立場をとっていますが、実際はロシアとの経済的結びつきを強化するなどロシアを重視する姿勢をとってきました。

今回も、ウクライナ主導で開かれる会議を欠席することでロシアに配慮した格好です。

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