アメリカで黒人の男性たちが人種差別を受けて機体から降ろされ、苦痛を受けたなどとしてアメリカン航空を提訴しました。
CNNによりますと、黒人男性の3人の原告と、黒人男性の乗客5人は今年1月、アリゾナ州フェニックス発ニューヨーク・JFK空港行きのアメリカン航空832便から人種を理由に降ろされたと主張し、提訴しました。
精神的な苦痛に対する補償や、黒人乗客を差別しないための対応などを求めています。
訴状によりますと、離陸前、アメリカン航空の担当者が原告ら一人ひとりに飛行機から降りるよう命じ、原告らはそれに従ったということです。
その際、アメリカン航空の担当者は、体臭に関する苦情を理由にしたということです。
しかし、CNNは原告らに不快な体臭はなかったと報じています。
結局、原告らはその日、他に利用できる便がなかったため、約1時間後に同じ便への再搭乗を認められました。
原告らは、機内で白人の乗客らから大幅な遅延の原因になったと見なされて厳しい視線にさらされ、屈辱的な思いを強いられたと主張しています。
アメリカン航空は声明で「差別に関する申し立てを非常に深刻に受け止めている」とし、この問題を調査していると明らかにしました。
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