イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ南部ラファを空爆した際、アメリカ製の精密誘導爆弾が使われていたと複数のアメリカメディアが報じました。

 イスラエル軍が26日にラファで行った避難キャンプへの空爆を巡って、CNNは現場で撮影された兵器の残骸を複数の専門家とともに分析した結果、アメリカ製の小型の精密誘導爆弾が使われていたと伝えました。

 残骸の形や記されたシリアルナンバーがアメリカのメーカーのものと一致したということです。

 この精密誘導爆弾について専門家のひとりはCNNに対し、「戦略的に重要な標的を攻撃するために設計されたもの」で巻き添えの被害は少ないとしながらも、ラファのような人口密集地では「常にリスクを伴う」と指摘しています。

 ニューヨーク・タイムズは、民間人被害を抑えるためにアメリカ側がイスラエル軍に対して、精密誘導爆弾を使うよう数カ月前から働き掛けていたとも伝えていて、イスラエルへの軍事支援を続けるアメリカへの批判が高まる可能性があります。

画像:AlamSadeq

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