韓国では28日夜から「汚物」などが結び付けられた風船が大量に飛来し、これまでに260個を超えました。
韓国国防省によりますと、汚物やごみなどが結び付けられた風船は北部の江原(カンウォン)道から首都圏のソウルと京畿(キョンギ)道、南部の慶尚(キョンサン)道と全羅(チョルラ)道まで全国で見つかっていて、29日午後4時までに260個を超えました。
韓国政府は、風船は北朝鮮が飛ばしたものだとして非難していますが、時間とともに数は増え続けていて、得体のしれない風船の中身の特定と処理のために軍の化学兵器対応チームと爆発物処理班が出動する騒動に発展しています。
また、海洋水産省も主に黄海一帯の船舶に対し、GPS(全地球測位システム)障害が発生したとして注意を呼び掛けています。
騒動に先立ち、北朝鮮の国防次官は26日の談話で「近く多くの紙くずと汚物が散布され、撤去にどれほどの労力が必要か直接、体験するだろう」などと述べ、韓国への汚物入りの「風船飛ばし」を予告していました。
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