EU(ヨーロッパ連合)はウクライナに供与した武器によるロシア領内への攻撃の解禁について、供与した各国の判断とすると明らかにしました。

 ベルギーで28日、EUの国防相会議が開かれました。

 EUの外相にあたるボレル上級代表はウクライナに対し、EU諸国が供与した武器をロシア領内にある軍事目標への攻撃に使用を認めるかについて「各加盟国が決め、責任を負うべきもの」とし、各国に判断を委ねました。

 会議に先立ち、NATO(北大西洋条約機構)のストルテンべルグ事務総長やオランダの国防相らが解禁を認めるべきだと訴えていました。

 一方、ロシアのプーチン大統領はウクライナが西側諸国から供与された射程の長い武器でロシア領内を攻撃すれば戦争は激化すると警告しました。

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