ヨーロッパを歴訪中のウクライナのゼレンスキー大統領はベルギーのデクロー首相と会談し、今後4年間でF16戦闘機30機の供与を受けることなどを盛り込んだ二国間協定を締結しました。
ゼレンスキー大統領は28日、ベルギーの首都ブリュッセルでデクロー首相と会談し、二国間の安全保障協定に署名しました。
協定にはベルギーがアメリカ製のF16戦闘機を2028年までに30機供与することなどが明記され、デクロー首相は「今年末までに最初のF16を提供できることを目標としている」と述べました。
一方で、デクロー首相はベルギーが供与する武器はF16を含めてウクライナ領内でのみ使用することを目的としていると述べました。
ゼレンスキー大統領はベルギーの前の訪問国スペインで、西側諸国が供与した武器をロシア領内の攻撃に使うことを禁止する措置を解除するよう求めていました。
ゼレンスキー大統領は27日にスペインでサンチェス首相と会談し、今年中に10億ユーロ=1700億円相当の追加軍事支援を行うことなどを盛り込んだ二国間の安全保障協定を締結しました。
また、AFP通信によりますと、ゼレンスキー大統領はロシアを和平交渉に参加させるために「あらゆる手段」を使うよう西側諸国に要請しました。
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