香港で、今年3月に施行された「国家安全条例」に違反したとして初めての逮捕者が出ました。

香港の保安局は28日、「国家安全条例」に違反した疑いで37歳から65歳の男女6人を逮捕したと発表しました。3月に条例が施行されて以降、初めての逮捕者となります。

保安局によると、6人は「敏感な日」に関連してSNS上に扇動の意図がある書き込みをした疑いがあるということです。

香港では、民主化を求める中国の学生らが弾圧された「天安門事件」の追悼集会が事件の起きた6月4日に毎年行われていましたが、2021年以降は厳重な警戒のもと、集会は開けない状態となっています。保安局の指摘した「敏感な日」も6月4日を指すものとみられます。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。