アメリカのトランプ前大統領による不倫口止め料の改ざんを巡る事件の裁判で、最終弁論が始まりました。

 トランプ前大統領は2016年の大統領選挙の際に不倫関係にあったとされる元ポルノ女優に口止め料を支払い、これを隠すために業務記録を改ざんした罪に問われています。

 アメリカの大統領経験者が刑事裁判の被告となるのは史上初めてで、大きな関心を集めるなか、今月28日午前10時前に検察、弁護側双方による最終弁論が始まりました。

 終了後、12人の陪審員が有罪か無罪かを協議する評議に入ります。

 評決には陪審員の全員一致が必要で、意見が分かれた場合は審理無効となります。

 裁判が大詰めを迎えるなか、大統領選への影響も含めて評決の行方が注目されています。

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