台湾では、国会にあたる立法院で野党が主導する法案の採決をめぐって、市民の抗議の動きが続いています。

記者
「台湾の立法院前です。小雨が降る中ですが、これだけ多くの人が抗議に集まっています」

法案は最大野党の国民党と民衆党が提出したもので、総統に対し、定期的に立法院での報告や質疑に応じることを求めるなど、総統や行政院の権限を縛る内容が盛り込まれていることから与党・民進党は強く反発し、これに呼応する市民の動きもみられます。

市民
「有権者の(抗議)活動を支持するためにきました。議論もせずに法案が通過するなら、それは民主的ではありません」
「もっと(議会を)公開して、透明性をもたせてほしいです」

先週には、乱闘で立法委員6人がけがをしました。

立法院はきょう、審議を再開、注目の法案がきょう採決されるかが焦点で、台湾メディアによりますと、今夜、市民らが立法院周辺だけでなく、各地で抗議活動を行うということです。

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