ウクライナ侵攻を続けるロシアのプーチン大統領は、アメリカで制裁により凍結されたロシアの資産が没収された場合、穴埋めにロシア国内のアメリカ資産を充てられるとする大統領令に署名しました。

ウクライナ北東部ハルキウ州の州都ハルキウでは23日、ロシア軍のミサイル攻撃で市民7人が死亡、10人以上が負傷しています。

一方、ロシアのプーチン大統領は制裁によりアメリカで凍結されたロシアの資産が没収された場合、資産の所有者が国内のアメリカの資産で「賠償」が受けられるとする大統領令に署名しました。

ロシアの資産凍結については、EU=ヨーロッパ連合の加盟国が凍結されたロシア中央銀行の資産の利子をウクライナ支援に活用することで合意。来月のG7=主要7か国首脳会議でも議論されますが、今回の大統領令はこうした動きへの対抗措置とみられます。

またロシアでは引き締めの動きもみられ、タス通信によると23日、軍の通信総局長で参謀次長のワジム・シャマリン中将が収賄の疑いで逮捕されたということです。ロシアでは先月から国防省高官や軍幹部の逮捕が相次ぎ、侵攻が長期化するなかで士気を保つ狙いがあるとみられます。

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