ベトナム国会は22日、トー・ラム公安相（66）を新たに国家主席に選出した。国家主席は憲法上の国家元首で、一党支配体制を敷くベトナム共産党でグエン・フー・チョン書記長（80）に次ぐ序列2位。任期は次期党大会が予定される2026年まで。チョン氏が進める反汚職運動で公安相として実務を担ってきた。
国営通信社によると、ラム氏は国会で「祖国と人民、憲法に絶対的な忠誠を誓い、託された責務を果たせるよう努める」と就任を宣誓。「社会主義志向の先進的な高所得国家に変えることを目指す」と約束した。【バンコク武内彩】
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