中国国営放送は、南部福建省と台湾が実効支配する金門島を結ぶ橋の建設が本格化したと報じました。台湾の新たな総統が就任する前に強硬姿勢をアピールした形です。

 中国国営放送が19日に公開した映像には福建省アモイ側で建設が進む橋の様子や、風になびく中国国旗と台湾が実効支配する金門島を一緒に映り込ませる演出がみられました。

 中国国営放送は「金門島とアモイ間の貿易・商業の結び付きが強まっているため、橋の建設はこの地域の多くの人々の共通の願いだ」と報じています。

 さらに中国商務省は20日午前、台湾への武器輸出に関与したとするアメリカ企業3社への制裁を発表しました。

 台湾の新しい総統に頼清徳氏が就任するのを前に改めて強硬姿勢をアピールした形です。

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