ウクライナのゼレンスキー大統領は、フランスが提案するパリ五輪期間中の休戦ついて、「ロシアを利する」だけだとして、提案を拒否しました。

 ゼレンスキー大統領は17日、AFP通信のインタビューで、フランスのマクロン大統領が提案していたパリ五輪期間中の休戦について、「まずプーチンを信用できない」と述べたうえで、「この期間を利用してロシアがウクライナの領土に攻めてこないと誰が保証してくれるのか」などとして、拒否する考えを示しました。

 ゼレンスキー大統領は、「停戦や戦争の終結に反対している訳ではない。これ以上、領土を奪われたくないだけ」と説明しています。

 また、ロシアに対して影響力があるとして、中国に停戦への積極的な関与を求めました。

 一方、ロシア国防省は18日、ウクライナ北東部ハルキウ州で新たに1つの集落を制圧したと発表しました。

 ロシア軍は10日以降、ハルキウ州への攻勢を強めていて、ロシア軍がこれまでに制圧した集落は、13となりました。

 ハルキウ州の知事は17日、避難した住民は、9900人以上であると明らかにしました。

 また、ロシア軍の砲撃などでこれまでに4人が死亡したと発表しています。

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