アメリカのバイデン政権は大麻の規制を緩和し、危険性の低い薬物に分類する手続きを始めました。
バイデン大統領
「これは歴史的価値があることです。きょう、私の政権は大麻の規制を1類から3類に変更する大きな一歩を踏み出しました」
アメリカのバイデン政権は15日、大麻の規制を緩和し、乱用リスクの低い薬物に再分類する手続きを始めました。
現在はヘロインやLSDと同じ「1類」に分類していますが、乱用リスクがより低いとして、一部の解熱鎮痛剤やステロイドと同じ「3類」に引き下げます。
手続きが終了すれば、医療目的での研究が可能になります。
一方、半数近い州で認められている嗜好品としての使用については、連邦としては合法化されません。
CBSテレビによりますと、手続きには数か月ほどかかるとみられます。
アメリカでは、特に若年層で大麻の規制緩和を求める声が強く、今回の措置は大統領選に向けてバイデン氏が若年層の支持拡大を狙ったものとみられています。
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