16日は台風並みの低気圧の影響で街路樹が倒れるほどの強風が。今も日本海側で暴風警報が出ています。
■13メートルの街路樹 根元からボキッ
打ち付ける白波。ものすごい勢いで回る風速計。各地で強い風が吹き荒れました。
約13メートルの街路樹が根元からボキリ。場所は日中多くの人が行き交う博多駅前の広場です。発見されたのは午前0時前でしたが、明るくなったこの時間も…。まるで「台風」です。
早朝6時半の山口市では7時ごろに雨が降り出し、わずか10分ほどで止みました。晴れ間が見えたのもつかの間。その1時間後には再び大雨となりました。
■気温急降下は“天気急変”サイン
透き通るような青空が広がった金沢市。こちらも1時間ほどで空の色が一変します。それと同時に気温は急降下。
神奈川からの観光客
「寒いです。だからこの中にベスト着て…」
「(Q.急きょ上着を出した?)そうです」
突然寒くなるのは天気急変のサインの一つです。
なぜ、広い範囲で天気が荒れたのでしょうか。原因は日本海に現れた台風のような「渦」。「寒冷渦」と呼ばれる上空に寒気を伴った低気圧です。これが近付くことで地上との気温差が大きくなり、日本列島は大気の状態が不安定になりました。
寒冷渦は過去にも大きな被害をもたらしています。3年前には静岡県内で竜巻が発生。住宅の屋根が飛ばされるなどの被害が出ました。
各地で大粒の「ひょう」も降っています。2012年にも同様の被害が相次ぎましたが、これも寒冷渦の影響によるものでした。
寒冷渦はこの後も北上を続ける見込みです。日本海側では暴風警報が出されている所もあります。
▶テレ朝天気
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