急速に発達した低気圧が日本海を北東に進んだ影響で、九州北部地方は16日未明から強い風が吹いた。福岡市博多区のJR博多駅前の広場では、街路樹1本が倒れているのが見つかった。気象庁は17日の明け方にかけて強風や高波に注意するよう呼びかけている。
気象庁によると、日本海西側にある低気圧が急速に発達しながら北東へ進み、九州北部地方の沿岸部では西寄りの風が時折非常に強く吹いた。長崎県対馬市で16日午前6時に22・4メートル、佐賀県唐津市では午前5時過ぎに19・9メートルの最大瞬間風速を観測した。
JR博多駅前の街路樹は高さ約7メートルあり、根元から広場内に倒れていた。JR九州などによると、16日未明から朝にかけて倒れたとみられる。けが人はいない。福岡市博多区では午前6時前に18・0メートルの最大瞬間風速を観測している。【林大樹】
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