■夜明け前の首都高で何が?

 目の前でのブレーキに、車線をふさぐような行為も。女性ドライバーが経験した恐怖の瞬間です。

運転していた女性
「海を見に神奈川まで行って、遊び疲れて途中で寝てて、休んでいたら朝方になっていた」

 ゴールデンウィークのさなか、女性は自宅に帰るため首都高速を東京方面へ向かっていました。順調な走行。しかし、この後、思いもよらない状況に見舞われます。

■あおり運転「当たったら死ぬ」

 前方に突然、現れた黒い車。ブレーキ、車線変更、そして再びブレーキ。“あおり運転”です。

運転していた女性
「ひたすら『怖い怖い』だけだった。当たったら死ぬし、止まっても死ぬしという恐怖。回避をするだけで精一杯」

 その前、黒い車は女性の後方でパッシングを繰り返していたといいます。

運転していた女性
「ルームミラーではすごく遠くでパッシングを何度もされて、どかなきゃなと思ってはいたけど真ん中の車線に2台、車がいた。どけないな、じゃあこれ(白い車)を越えたら真ん中に移ろうと思った時には目の前にいるという感じ」

 女性の予想を超えたスピードで接近していた黒い車。車線をはみ出し、繰り返し減速。

 何度も女性の走行を遮った黒い車は追い越し車線の白い車を追うように去っていきました。

 約20秒にわたって続いた黒い車の危険運転。

運転していた女性
「良い思い出が、怖い思い出に変わった。手がガタガタ震えるような恐怖。ずっと覚えている」

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