威圧的な言動が問題になっている自民党の長谷川岳参議院議員(53)。その音声を入手しました。

■「ブチ切れるよ」“威圧的音声”入手

 国会内で記者に囲まれているのは問題の中心人物である長谷川議員です。

自民党 長谷川岳参院議員
「きのうも札幌市の録音も全部、聞かせていただいて、何といっても表現方法というのが時代にそぐっていない、そういう認識です」

 その“時代にそぐわない表現方法”。一部を聞いてみましょう。

自民党 長谷川岳参院議員
「何かしたのかしていないのか、何でしない。どうしてメッセージとか何とかしない、そこの札幌市の連中。何考えているんだ、札幌市は」

 これは札幌市への情報公開請求で開示された音声。3月に札幌市で開かれた「脱炭素社会」に関するシンポジウムの後、北海道や環境省の職員も参加した打ち合わせで、長谷川岳議員が札幌市の職員らへ放った言葉です。

自民党 長谷川岳参院議員
「どう思いますか、あなたは?」

職員
「申し訳ございません」

自民党 長谷川岳参院議員
「申し訳ないじゃない。気付かないというのは駄目なんですよ。札幌市は何も鍛えられていない。税収もあった、観光客も来た、政令指定都市だ。そういうなかで皆、ぬくぬくとしてね、札幌市の職員は余裕でやってきたの。一番変わっていないのは札幌市の職員だよ。違いますか」

 大勢がいる場で激しい叱責(しっせき)が続きます。

 今月15日、長谷川議員が強調したのは“発言の内容”ではなく、“表現の仕方”が問題だったということです。

自民党 長谷川岳参院議員
「指摘の内容は別にしても、やはりこういうような萎縮をするきっかけになったと。しっかりとこういう表現がないように努力をしたい」
「(Q.資質の問題ではない?)資質は有権者の皆さんに選んでいただくので、そこは今後、努力をしていきたい」

 もう一度、音声を聞いてみましょう。

自民党 長谷川岳参院議員
「あんたからも1回もありがとうもくそもメールもない。ありがとうもない、結果もない。誰だお前はって感じだよね」

職員
「申し訳ございません」

自民党 長谷川岳参院議員
「こっちの情報関係ありませんって言ったら僕はぶち切れるよ、これだったら」

 ほぼ長谷川議員が1人で話す音声は20分以上続きました。

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