■死亡の小4女児は“横断歩道渡ってた”

 9歳の女の子をごみ収集車ではねた男は過去にも同様の事故を起こしていました。

 静岡県浜松市で13日、自転車に乗っていた小学4年生の女の子が、ごみ収集車にはねられて死亡した事故。

 痛ましい事故は地域に衝撃を与えていました。

小学児童の保護者
「途中で歩けなくなったり、学校に行きたくない子がいるかもしれないので見守りながら、他の班の子も見ながら、大変な問題が起きていないか確認のため一緒に歩きました」

 ごみ収集車の運転手・藤田直哉容疑者(60)。容疑は過失運転致傷から過失運転致死に切り替えられました。

 今回の事故で、信号機があるのは現場手前の交差点。そこから見通しの良い左カーブを数十メートル進んだ先が事故現場です。横断歩道はありますが、信号機はありません。

 捜査関係者によりますと、ごみ収集車のドライブレコーダーには女の子が自転車に乗り、横断歩道を東から西へ渡る様子が映っていたといいます。

藤田直哉容疑者
「ぶつかった衝撃で気付いた」

 容疑者の勤務先によりますと、車体の左側前面と衝突したということで、女の子が渡り終える直前にはねた可能性があります。

■ごみ収集車の運転手“過去にも事故”

 清掃会社に20年勤め、寡黙で真面目な勤務態度だったという藤田容疑者。

 勤務先が明かした過去があります。2021年に浜松市で藤田容疑者の車が横から来た車と接触し、数台が絡む多重事故が発生。原因は藤田容疑者の信号の見落しでした。

 安全運転の適正チェックをしたうえで職場復帰していたということです。

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