福岡県田川市は14日、2023年度の物価高騰に伴う低所得世帯への支援給付金について、76世帯に計895万円を誤って支給したと発表した。対象世帯の抽出時にミスがあったためで、各世帯に返還を求めている。
市によると、4月18日、市が委託するシステム事業者から給付対象世帯の抽出に誤りがあったとの報告を受けて市が確認したところ、給付対象外の世帯に対し、1世帯当たり10万~30万円の誤支給が判明。市は該当世帯に対して謝罪し、返金を求めた。いずれも返金に応じる見込みという。連絡の取れていない一部世帯についても返金を促す。
市生活支援課の柴崎信宏課長は記者会見で、チェック体制の不備が原因であるとし、「作業内容の確認を徹底し、システム事業者と連携強化のもと、再発防止に取り組んでいく」と話した。【岡村崇】
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