今年度からの介護保険料について厚生労働省は全国の平均が月6225円で前期より3.5%上昇し、過去最高になったと発表しました。

 介護保険料は3年に一度、市区町村などが見直します。

 厚生労働省の集計によりますと、今年度から3年間の全国の介護保険料の平均は月6225円で前の3年間より211円上昇し、制度を開始した2000年度以降、最高額を更新しました。

 高齢化により介護サービスの需要が高まったことや、一人暮らしの高齢者が増えたことが要因だとしています。

 最高額は大阪市の9249円で最低額は東京都小笠原村の3374円でした。

 また、介護を必要とする高齢者は2024年度は705万人で、2040年度には843万人と推計されています。

 今後、介護保険料の上昇や介護の担い手不足が見込まれています。

 武見厚労大臣は「全世代型社会保障の理念に基づく、負担能力に応じた給付と負担のあり方を検討したい」としています。

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