大塚食品の男性社員は2021年、滋賀県の工場でポカリスエットの原料となる粉末が食品用ではないポリ袋に保管されていたことなどを県食品安全監視センターに公益通報しました。

 これを受けて、県は食品衛生法に基づく立入調査をしました。しかしその後、男性は「上司から不当に低い人事評価を受けたり、専門外の部署に配置転換されたりするなどの不利益な扱いを受けた」ということです。

大塚食品の男性社員
「公益通報に対し『社内で報復しない』とうたっているが、形だけで実際は報復人事が横行している。公益通報者のことを守ってほしい」

 内部告発した男性は「うつ病も発症」したとして大塚食品を相手取り、220万円の損害賠償を求めて大津地裁に提訴しました。

 大塚食品は「訴状を入手しておらず、内容が確認できていない」とコメントしています。

(「グッド!モーニング」2024年5月14日放送分より)

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