事故翌日のJR鏡石駅前。軽乗用車は正面の駅舎に突っ込んだ=福島県鏡石町のJR鏡石駅前で2024年2月16日、根本太一撮影

 福島県鏡石町のJR鏡石駅前で2月に男女2人を車ではねて死傷させたとして、自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)の罪に問われた面川秀子被告(72)=鏡石町=に対し、福島地裁郡山支部は13日、禁錮3年、執行猶予5年(求刑・禁錮3年6月)の有罪判決を言い渡した。

JR鏡石駅の駅舎内に突っ込んだ軽乗用車=福島県鏡石町で2024年2月15日、読者提供

 判決などによると、面川被告は軽乗用車を運転中の2月15日午後3時50分ごろ、駅前の一時停止義務がある丁字路交差点で、ブレーキとアクセルを踏み間違えてロータリー出口から駅舎に向かって暴走。歩道にいた埼玉県宮代町の大学生、星野友哉さん(当時19歳)を死亡させ、神奈川県の大学生の女性(19)にも重傷を負わせたとしている。

 被害者の2人は交際中だった。鏡石町内の自動車教習所で約2週間の講習を終えて卒業検定試験に合格し、帰宅するために送迎バスから降りて駅舎に向かって歩いていた。【根本太一】

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