栃木県那須町で焼けた夫婦の遺体が見つかった事件で、殺人容疑で再逮捕された男が夫婦の暴行前後に「実行役の2人と連絡を取り合っていた」などと話していることが分かりました。

 平山綾拳容疑者(25)は先月、仲間と共謀して那須町で宝島龍太郎さん(55)と妻の幸子さん(56)を殺害したとして、13日朝、送検されました。

 夫婦は実行役とみられる2人に空き家のガレージで殺害されたとみられていますが、その後の捜査関係者への取材で、平山容疑者が実行役2人から「『今から空き家を出ます』と電話で連絡を受けた」などと話していることが分かりました。

 連絡を取る一方で、平山容疑者自身も空き家近くまで訪れていましたが、途中で道に迷い、人に道を尋ねるなどしていたということです。

 警視庁は平山容疑者が下見などを行わずに、受けた指示を実行役に伝達していた仲介役とみて調べています。

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