知人女性らに睡眠導入剤入りの飲み物を飲ませて性的暴行を加えた罪などに問われた経済産業省の元キャリア官僚に対し、東京地裁は懲役10年の判決を言い渡しました。

 経産省のキャリア官僚だった佐藤大被告(34)は知人女性ら6人に睡眠導入剤を混ぜた飲み物を飲ませて性的暴行を加えた罪などに問われています。

 東京地裁は13日の判決で「薬物を使用して性的自由を守るための判断能力を奪うというもので、被害者の尊厳を無視した非道な犯行」として、懲役10年の判決を言い渡しました。

 最後に裁判長が「被害者に与えた精神的苦痛を考えていってほしい」と語り掛け、佐藤被告は無言で退廷しました。

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