東京の下町で一番早く開催される夏祭り「下谷神社大祭」が12日、最終日を迎え、神輿(みこし)を担ぐ威勢の良い掛け声やお囃子(はやし)の音が響き渡りました。

 3日間にわたって開催される「下谷神社」のお祭りは、1000年以上の歴史があります。

 今年は2年に一度の「本祭り」の年で、最終日となる12日は高さが3メートルもある本社神輿が勇壮な掛け声とともに町を練り歩きます。

 「本祭り」が行われる予定だった2020年は新型コロナウイルスの影響で中止になり、おととしの2022年は神輿を山車(だし)に載せていたため、神輿が氏子たちに担がれるのは6年ぶりになります。

 早朝の午前6時半に神社を出発した神輿は12時間をかけて町を回り、神社の辺り一帯は担ぎ手と観衆の熱気に包まれていました。

観覧客
「お祭りの雰囲気を味わえて、楽しいです。子どももすごい楽しんでます」
「(Q.おみこしを見てどう?)カッコよかったね」

 また、神社の周辺にはたくさんの屋台が並び、法被を着た子どもたちが「金魚すくい」や「りんご飴」など一足早い夏祭りを楽しんでいました。

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