天皇、皇后両陛下の長女愛子さまは11日、東京都千代田区の国立公文書館で特別展「夢みる光源氏―公文書館で平安文学ナナメ読み!―」を鑑賞された。今回の訪問は同館からの申し出によるもので、愛子さまにとって初の単独公務となった。
特別展は「夢」がテーマで、紫式部の源氏物語の注釈書など平安文学に関する資料が展示されている。3月に卒業した学習院大文学部で日本の古典文学を学んだ愛子さまは、職員の説明を聞きながら熱心に見て回り「夢を通して平安貴族の心の在り方に触れることができました」と感想を述べた。
愛子さまは両陛下の公務に同行することなどはあったが、大学卒業まで学業を優先していた。4月以降は、就職した日本赤十字社での仕事と公務を両立していく。【高島博之】
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