■目の前に“クマ3頭”家のそばにも

 目の前にクマ3頭が出現。家のすぐ近くでの目撃が増えています。

撮影者
「今、動画を撮っているから。警察に通報したんだよね」

 住宅街から100メートルほどの林。電気柵の奥で動いているのは、ヒグマです。

 札幌市で、7日午後6時ごろ、帰宅中の女性がヒグマを目撃し、車の中から撮影しました。映像を確認すると、1頭が木の裏に移動した時、さらに別の2頭がいるように見えます。

 目撃した女性によりますと、ヒグマは親子とみられる3頭だったといいます。

 住宅が立ち並ぶエリアでヒグマが目撃されたのを受け、8日朝も警察がパトロールするなど、警戒感が高まっています。近くの小学校では、見守り登校が行われました。

■冬眠明け…“近くに出現”相次ぐ

 今、住宅地でのクマの出没が各地で相次いでいます。

自宅でクマを目撃 母親(50代)
「そこの田んぼの真ん中辺りにいた。クマはその辺をうろうろしていて、びっくりして家族を呼んだ」

 山形市では、親子が自宅のすぐ目の前にいるツキノワグマを目撃。

 今月1日の午前6時半ごろ、中学生の息子が自宅の2階から撮影。クマはわずか70メートルほど先の田んぼを横切り、道路を歩き始めます。すぐ近くには別の住宅が…。クマを初めて見たという親子は、強い恐怖を感じたといいます。

自宅でクマを目撃 息子(13)
「すごくパニックになっている状態で動画を撮った。本当にクマが出るんだなという驚き」

母親
「クマを見たのは初めて。すごくびっくりして慌ててしまった」

息子
「1メートル以上はあった」
母親
「1メートルはあると思う。大きいと思った」

 体長1メートルほどとみられるクマは、家の前の田んぼをうろうろ。

母親
「食べ物を探している様子はない。ただ、うろうろとして。もしかしたらどこに行ったら良いか分からなくなったのかなと。どういう行動をするのか見ていたが、道路の方に歩いていって、山の方に帰るなら良いが、住宅の方に歩いてきたので恐怖を感じた。自分の子どもも危険なことにあうのではと心配だった」

 周辺では、ゴールデンウィークの前後で立て続けにクマが目撃されています。

 住宅地では異例の事態に。至るところに「クマ出没」の注意を促すのぼりや看板が設置されています。

母親
「学校からはメールが来て『気を付けて下さい』と。先生たちが巡回してくれると」

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