能登半島地震で被災し、6日に全線で運転再開した「のと鉄道」の無人駅、能登鹿島駅(石川県穴水町)で桜が見ごろを迎えている。
同駅は「能登さくら駅」の愛称で親しまれる桜の名所で、周辺に約100本のソメイヨシノが並ぶ。
旧七尾線の開通で同駅ができ、1932年に地元住民たちが桜の木を植えたのが始まり。地元住民らで作る「能登鹿島駅さくら保存会」によると、今年は地震の影響で枝が折れた木もあるが、きれいに花を咲かせたという。
穴水町の自宅が半壊した米田吉朗さん(76)は妻と訪れ「気分転換にと思って来ました。季節が来るとちゃんと咲く桜を見ていると、少し励まされる気持ちになります」と話した。
保存会によると、ライトアップは咲き具合を見て、午後6時から午後10時半ごろまで行われる。【宮武祐希】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。