遠州の5月の風物詩「浜松まつり」が3日、開幕した。浜松市沿岸部の中田島凧(たこ)揚げ会場で、大凧が勇壮に舞った。名物の「ラッパ隊」も威勢良く祭りを盛り上げた。
町内会ごとに個性的なデザインの法被を着た参加者が見守る中、凧が次々に揚がった。大凧には参加した172町内会の町名などに由来する図柄や文字が躍る。能登半島地震からの復興を願って「がんばろう能登・珠洲」と書いた大凧も揚がった。4、5日は凧の糸と糸が絡み合う「糸切り合戦」がある。
浜松まつりは450年以上前に当時の城主の長男誕生を祝って凧を揚げたのが起源という説があり、江戸時代に定着したとされる。会場では子どもの誕生を祝って凧を揚げる参加者の姿もあった。
凧揚げは5日まで午前10時~午後3時。JR浜松駅近くから、会場行きのシャトルバスが運行している。【山田英之】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。