ゴールデンウィーク後半、4連休始まりました。東名高速は3日、最大45キロという渋滞が予測されています。渋滞を避けて帰省しようと、2日の夜に出発した家族がいましたが、高速道路で35キロの渋滞にはまったということです。
■午後8時ごろには高速道路は混み始め…
最大45キロの渋滞が予想されている東名高速。2日、最初の休憩所となる港北パーキングエリアは渋滞を避けようとする多くの車でにぎわっていました。
そんななかで出会ったのは、東京から実家がある静岡県掛川市まで帰省するという山内さん家族です。
コロナの影響もあり、実家に帰るのは実に3年ぶり。父親の仕事終わりで急いで出発したといいます。
途中、車内で食べられるようにとおにぎりを持参。午後8時ごろに港北パーキングエリアを出発しますが、道路はすでに混み始めていて、走り始めてすぐにおにぎりを食べてしまいます。
子どもたちにとっては久しぶりの里帰り。渋滞に耐え切れずに、すぐにゲームを始めてしまいました。
■午後10時すぎ…35キロの渋滞に
一方、そのころ港北パーキングエリアにやって来たのは、横浜から名古屋の祖父母の家に向かう増田さん家族です。
増田さん
「家は8時すぎくらいに出発して、名古屋には1時ぐらいに到着する予定にしています。いつもそれ(1時着)ぐらいできょうもそれぐらいに着くだろうと思っているところです」
渋滞情報は見ていたものの、いつも通りの時間に出発したという家族。しかし、パーキングエリアを午後9時半に出発してすぐに…。
はるか先までテールランプが続く高速道路。長期戦の予感に車内では子どもたちによるカラオケ大会が始まります。
そんな車内の盛り上がりとは裏腹に、車は一向に進みません。それもそのはず、お昼ごろにはガラガラだった東名高速も暗くなると混み始め…。2日午後10時すぎには東名高速秦野中井インターチェンジ付近で35キロの渋滞が発生しました。
あまりの渋滞の長さに疲れてしまったのでしょうか。子どもたちはすっかり夢の中へ。運転をするお父さんはガムをかみ、眠気を振り払います。
結局、渋滞を抜けるまでに1時間以上かかり、直後の中井パーキングエリアで休憩を取ることにしました。
増田さん
「ずっと渋滞でしんどかったです」
目的地の名古屋に到着したのは3日午前3時すぎ。当初の予定より2時間以上もかかってしまいました。
増田さん
「もう疲れたんで早く寝たいです」
一方、港北パーキングエリアを増田さん家族より1時間半前に出発した山内さん一家はというと、日付が変わる前には目的地に到着。出発時間1時間半の差が明暗を分けました。
母・恵梨香さん
「(Q.もっと渋滞するのかと思ったが)意外とよかったですね、思ったよりは」
父・寛二さん
「もっとひどい(渋滞の)想定もあった。こんなもんで着いてよかったです」
■中国は長期連休中…日本が人気に
行楽地に大勢の人が訪れるなか目立つのは、外国人観光客の姿です。
中国は1日から5日までの長期連休中。大手旅行会社によると、海外旅行先では日本が最も人気となっていて、日本行きの出発カウンターには長蛇の列ができていました。
山東省から来た周意さん(27)も労働節の連休を利用して日本に来ました。その理由は…。
周さん
「中国のドラマで日本が舞台になっている所があって、見てすぐにチケットを予約しました」
主人公の男女が日本で出会ったシーンを見て感動し、どうしても日本に行きたかったという周さん。翌日、レンタル店で着物に着替えた周さん。ドラマでヒロインがおみくじを引いたとされる憧れの地、東京・浅草へ。しかし…。
外国人観光客などでにぎわう浅草。仲見世通りも人で埋め尽くされています。
なんとか本堂にたどり着いた周さん。ここでも行列に並び、ヒロインと同じようにおみくじを引くことができました。
■熱海では…約3000発の花火大会
周さんたちが訪れたのが静岡県熱海市。この日は海上花火大会が行われるとあって…。着物や浴衣姿の人など、花火大会開始の4時間以上前から大勢の人たちが集まり始めていました。
会場近くの駐車場では、満車の所が続出していました。
至る所に人、人、人。歩道を埋め尽くすほどの人の列に車道にはみ出して歩く人たちもいます。
大勢の人が詰め掛ける午後8時20分に打ち上げられました。
午後8時40分およそ3000発打ち上げられた花火大会は終了。この花火大会も来日の目的の一つだった周さんは…。
周さん
「興奮しています。涙も出そうになった。泣きそうになって、花火を見ながら健康や仕事もことを祈っていました」
花火を満喫し、この日のツアーは終了しました。
■会場付近は大混乱…怒鳴り声も
一方、花火大会が終わった会場付近では大混乱が起きていました。
続々と熱海駅へと移動し始める人たちで身動きできなくなる場面もありました。そして、駅前では…。
花火を見終わった大勢の人が一斉に駅に押し寄せたため、JRは駅構内への入場を規制しました。中に入れない人の列で駅前は大混雑。進む気配のない状況に怒鳴り声を上げる人もいました。警察が交通整理に乗り出す事態となりました。
改札前にも人だかりができ、一歩も動かない状況に。いつ電車に乗れるのか終電の時間が近付くなか、乗客は立ち尽くすことしかできませんでした。
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年5月3日放送分より)
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