12日の「母の日」を前に、南米産の珍しい青紫色のカーネーション「ムーンダスト」の出荷作業が、成田空港近くの千葉県芝山町菱田の倉庫で最盛期を迎えている。年間取扱量の約4割に当たる50万本が全国に出荷される。
カーネーションといえば赤やピンクが一般的だが、販売元の「サントリーフラワーズ」(東京都港区)によると、世界で唯一、青色の色素を持つ品種で、遺伝子組み換え技術で1995年に開発した。エクアドルやコロンビアの高地で年間を通じて栽培され、花びらの色や形によって計8種類ある。
通常のカーネーションに比べ日持ちがいいのも特徴といい、担当者は「大切な人への特別な贈り物として使ってほしい」と話している。【合田月美】
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