福岡県大牟田市の病院で男性介護士2人が身体的な障害がある患者11人に対し、下半身を触るなど性的な虐待を繰り返していたことが分かりました。

 国立病院機構大牟田病院によりますと、去年12月、入院中の患者が「男性介護士から下半身を触られた」と病院に訴えました。

 その後の調査で、男性介護士2人が男女11人の入院患者に“虐待が疑われる行為”を繰り返していたことが確認されました。

 被害に遭った患者は、いずれも身体的な障害を抱えていたということです。

 病院は「職員の倫理観が欠如していた」とし、今年4月下旬に入院患者の家族に対する説明会を開いたうえで、第三者委員会を立ち上げて原因究明と対策を講じるように進めています。

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