京都府警本部=石川貴教撮影

 バトントワリングチームの10代の男子選手にわいせつな行為をしたとして、京都府警は29日、チームの元コーチ、小城桂馬容疑者(40)を強制わいせつの疑いで逮捕した。「間違いありません」と容疑を認めているという。

 逮捕容疑は、2023年2月下旬、小城容疑者が当時住んでいた京都市南区の自宅マンション内で、高校生だった男子選手(19)の体を押さえつけて体を触るなどのわいせつな行為をしたとしている。

 府警捜査1課によると、小城容疑者は関西を拠点にするチームでコーチを務め、男子選手を数年間指導していた。府警は23年9月、男子選手側から「性的な被害を受けた」と相談を受けて捜査していた。

 小城容疑者は23年7月ごろに出国。29日に帰国し、関西国際空港で逮捕された。海外では語学学校に通っていたと説明しているという。

 日本バトン協会のホームページによると、小城容疑者は学生時代に国際大会のチーム部門で優勝するなどして活躍。協会は被害申告を受けて23年7月に外部調査委員会を設置し、協会の前理事長や所属チームの責任者を会員資格停止処分にしていた。【水谷怜央那】

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