発熱や咳などの症状が出るマイコプラズマ肺炎の全国の患者数は、2週間ぶりに減ったものの依然高い水準が続いています。

 国立感染症研究所によりますと、先月24日までの1週間に全国の医療機関から報告されたマイコプラズマ肺炎の患者数は、1医療機関当たり「2.57人」でした。

 過去最多だった前の週の「2.84人」より減少しましたが、過去2番目に多い状況です。

 都道府県別では、福井県が「6.17人」と最も多く、愛知県が「5.6人」、奈良県が「5.17人」でした。

 マイコプラズマ肺炎は、発熱や倦怠(けんたい)感、乾いた咳が長引くなどの症状がみられ、一部の人は肺炎になり重症化することもあります。

 厚生労働省は「過去10年と比較して依然高い水準が続いている」として、手洗いやマスクの着用など感染対策を呼び掛けています。

画像:東京都健康安全研究センター

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