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 “コンビニ富士山”に訪れた観光客による迷惑行為がまた問題になっています。町はコンビニ側に新たな柵を設置する考えを示すなか、先月30日もコンビニ前には1000人以上の人が訪れていました。

■撮影スポット求め、私有地侵入も

“コンビニ富士山” この記事の写真

 危険行為が横行していたのは、富士山のふもと、山梨県の富士河口湖町。コンビニの上に見える富士山という組み合わせの妙から、外国人観光客が押し寄せるようになったあの場所です。

 度重なるマナー違反が問題になり、富士山を隠す幕まで設置され、今年の流行語大賞の候補にも選ばれた“コンビニ富士山”。4カ月前、台風の接近により幕が撤去されてから大きなトラブルはなかったといいますが…。

外国人観光客が再集結

 先月30日に番組が現場に行ってみると、多くの外国人観光客が再び集結していました。そのわけは…。

「(一日で)2500人とか」 警備員
「最近、雪が降ってからがすごいですね。先週は、カウントしているんですけど(一日で)2500人とか」 観光客が続々と訪れる

 観光客の目当ては、初冠雪を迎え雪化粧したばかりの富士山です。30日も午前10時からわずか4時間で1200人以上もの観光客が訪れていました。

イギリスから
「富士山を見たくて来ました。日本が大好きなんです。子どもの頃から富士山を見るのが夢でした」 「とても美しいけど…」 デンマークから
「とても美しいけど、他の観光客でとても混んでいるね。これは地元の人にとって迷惑に違いないと思います」

 再び集まる外国人観光客に、地元の人は複雑な心境です。

地元住民
「ずいぶん危ないなとは思うね。何とかしなくちゃなと思っていても、来る人もそれを楽しみにして来るから、あまり拒否しても悪いと思うし…」 近くに横断歩道があるにもかかわらず…

 地元の人が危惧する、危険な行為。近くに横断歩道があるにもかかわらず、道路を横断する外国人観光客が後を絶ちません。

声をかけると… 道路を横断していた外国人
「撮りたかっただけだよ」
「(Q.ここを渡ると危ないですよ)あぁ…あそこの横断歩道を渡るよ」
「(Q.この注意書きは見ましたか?)オーケー、オーケー。ソーリー、ソーリー」 注意書きを熟読し…

 話を聞き終わると、英語で書かれた注意書きを熟読。その後、同行していた女性には横断歩道を渡るよう促していました。

撮影スポットを求め

 さらに、撮影スポットを求め私有地に入り込んでしまう人も…。

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■「マナーは以前より改善」幕の再設置予定はなし

■「マナーは以前より改善」幕の再設置予定はなし

再び増加する違反行為に対し

 富士山を隠す幕を外し、代わりに防護柵を設置するなどの対応を進めてきた町ですが、再び増加する違反行為に対し、新たな策を打つことにしました。

 道路の両サイドに柵を設置して、危険な横断を防ぐという対策です。

設置後のイメージ 富士河口湖町 渡辺英之町長
「道路またぎは非常に危ないので、その意味合いから防護柵は非常に効果的なものであると思います」 地元住民
「いいと思いますよ。(柵を)つければ安全なんじゃないかな」

 一方で町は、現場を訪れる観光客のマナーは以前より改善しているとして、富士山を隠す幕を再設置する予定はないとしています。

富士河口湖町 渡辺英之町長 渡辺町長
「『マナーが良ければ幕はしませんよ』というアピールにもなりますので、よほどひどくならない限り、現状で楽しんでいただきたいというのが本音」

(「グッド!モーニング」2024年12月1日放送分より)

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