第38回NAHAマラソンの選手受け付け会場の県立武道館(沖縄県那覇市)に30日、本島北部豪雨で被害に遭った国頭、大宜味、東の3村の特産品を販売するコーナーが登場した。受け付けを済ませたランナーが買い求める姿が見られた。販売は同日午後6時まで。コーナーには募金箱も設置している。

 本島南部8市町でつくる県観光協会等協議会南部地区協議会が、北部豪雨支援をしたいと企画。国頭村のからぎ茶、大宜味村のシークヮーサーや東村のパイナップルの加工品など約70種、数百点を販売している。NAHAマラソン協会も無償でテントを貸した。

 シークヮーサーの酢を購入した北海道の会社員川崎史さん(49)は「首里城火災の時と同じように北部豪雨の被害が心配だった。少しでも復興に貢献したい」と語った。那覇市観光協会事務局長の名嘉元裕さん(64)は「沖縄が一体となって助け合いたい」と話した。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。