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 東京オリンピックの選手村跡地にできたマンション群「晴海フラッグ」で、歩道上に謎のキーボックスが設置されていて住民の間に不安が広がっています。

■設置の目的は「内覧時間の短縮」

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 26日、晴海フラッグの歩道をくまなく探してみると、目立たないようにひっそり置かれた謎のキーボックスがありました。

 警視庁によると、最もひどい時は電柱やガードレールおよそ20カ所に30個ほどが設置。東京都が撤去するなど対応に追われていました。

都の業務を妨害か 書類送検された不動産会社社長(52)
「不動産業界では常識になっていた」

 警視庁は27日、都の業務を妨害したとして、港区で不動産会社を経営する52歳の男性を書類送検しました。

 謎のキーボックスの目的は「内覧時間の短縮」でした。

内覧時間の短縮が目的

 男性は晴海フラッグに所有する部屋に興味を持った内覧希望者と不動産仲介業者がやって来て、キーボックスの解除番号を教えてもらい、部屋の鍵を受け取ります。

書類送検された不動産会社社長
「内覧で来たお客さんをスムーズに案内するためだった。晴海がある湾岸地区は管理組合が厳しく、やむを得ず近くの鉄柵に取り付けた」

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■設置した業者を検挙は“都内で初”

■設置した業者を検挙は“都内で初”

晴海に隣接するエリアでも

 地元区議は6月の報道以降、晴海に隣接するエリアで新たな謎のキーボックスが見つかるようになったと指摘します。

中央区 高橋元気区議会議員
「いたちごっこというか、結局は200メートル先とか30メートル先に隠すように、同じキーボックスが設置されているケースもあります」 都内で初めて

 警視庁がキーボックスを設置した業者を検挙するのは、都内で初めてです。

専門家 価値住宅株式会社 高橋正典代表取締役
「(キーボックスを)合法的に一般的にやっているのが、日常ではあります。ただ今回の事件にあるように誰の判断を仰ぐこともなく業者間だけ、いわゆるプロ同士で融通し合っているものというのは、やっぱり問題があったんだと思います。管理組合と含めてきちんと仕組みを作ることが、一番理想だと思います」

(「グッド!モーニング」2024年11月28日放送分より)

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