大阪府岸和田市の障害者支援施設「岸和田光生療護園」で男性入所者に繰り返し暴行したとして介護職員3人が逮捕された事件で、大阪府警は27日、この男性に対し同様に暴行を繰り返したとして、暴力行為法違反(常習的暴行)の疑いで、新たに介護施設職員の武田真弥容疑者(28)を逮捕したと発表した。「手のかかる男性に腹が立って手を出しました」と容疑を認めている。
逮捕容疑は2月22日~3月3日、施設内の共有スペースで、重度の知的障害のある男性(50)の頭をバケツで殴ったり、下半身を足蹴りしたりする暴行を計11回繰り返したとしている。
府警は25日、同容疑で24~28歳の介護職員の男3人を逮捕していた。
施設側によると、男性は3月に体調が急変し死亡。施設の嘱託医は病死と判断した。男性が死亡する直前に4人とは別の職員が暴行する様子も防犯カメラに写っていた。法人側はその職員を3月15日から自宅待機としたが、職員は同16日に自殺したという。
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