警視庁捜査1課は26日、東京都三鷹市で平成17年に発生した殺人事件で重要指名手配中だった上地恵栄(うえちけいえい)容疑者の死亡が確認されたと発表した。18年に石川県加賀市の山中で発見された遺体が上地容疑者だと判明。死亡時49歳だった。今後、容疑者死亡で書類送検する方針。
捜査1課によると、上地容疑者は17年11月24~25日、三鷹市上連雀の居候先のアパートで、家主の居酒屋チェーン副店長の男性=当時(53)=を包丁で刺して殺害したとして指名手配されていた。
18年3月8日、石川県加賀市で、旅行客の男性が散策中、首をつっている遺体を発見。死亡したのは17年末~18年2月下旬ごろで、身元不明の自殺者とみられていた。
捜査1課は、三鷹市の事件現場に残った血痕の捜査を続け、上地容疑者のものと断定。事件から時間が経過しているため、上地容疑者が死亡している可能性も視野に、血痕と変死者のデータベースを照合し、DNA型と指紋が一致したことから、遺体が上地容疑者のものだと特定したという。
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